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初めてのベトナム旅行:安全と快適性を確保するための完全ガイド

2025年12月3日

ホイアン旅行はサラトラベルベトナム

初めてベトナムを訪れる旅行者の皆様へ。旅を成功させるためには、基本情報を集めるだけでなく、現地の慣習や特有の事情を理解した上で「具体的にどう行動すればよいか」を知っておくことが大切です。本記事では、経験者の視点を踏まえ、信頼できる情報に基づいた行動指針と注意点を詳しく説明します。

安全と金銭に関する最も重要な防衛策

旅行を安心して楽しむためには、安全とお金に関する不安をできるだけ減らしておくことが重要です。ここでは、特に優先度の高い行動指針をまとめています。

現地通貨(ドン)の取り扱いと支払い方法の鉄則

ベトナムの通貨ドンは日本円と比べて桁数が大きく異なるため、慣れるまでは混乱しやすく、思わぬトラブルにつながることがあります。まず大切なのは「桁間違い」を防ぐ習慣を身につけることです。50万ドンと2万ドン、20万ドンと1万ドンなど、似た色やデザインの高額紙幣と小額紙幣が多く、慌てて支払うと高額紙幣を間違って渡してしまうケースが頻繁に見られます。これを防ぐため、財布の中で高額紙幣と小額紙幣の収納場所を明確に分け、支払いの際は「桁」と「色」を指差し確認する習慣をつけると安心です。

高額紙幣は使える場所が限られることも覚えておきたい点です。市場や屋台、バイクタクシー、小さなローカル店では、50万ドン札などの高額紙幣はお釣りがないとして受け取られないことがあります。場合によっては不利なレートで返金されることもあるため、5万ドン以下の小額紙幣を多めに用意し、小さな買い物にはこれを使うとスムーズです。

両替に関しては、市内にある金(ゴールド)を扱う公認両替所が比較的良いレートのことが多く、安心して利用できます。空港やホテルよりも有利なレートになる傾向があります。両替後は必ずその場で金額を声に出して確認し、偽札や損傷の大きい紙幣が混ざっていないかを丁寧にチェックすることが自己防衛につながります。

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盗難・ひったくり対策と貴重品の管理方法

ベトナムの都市部では、バイクによるひったくり被害が報告されています。これに備えて、日常的に意識したい行動があります。まず「車道側を歩かない」「歩きスマホをしない」という基本を徹底してください。バイクは車道を高速で走るため、車道側に持ったバッグやスマートフォンが狙われやすくなります。歩く際は建物側にバッグを持ち、スマートフォンの操作はカフェや店内などに立ち止まって行うようにしてください。

また、貴重品は一つのバッグにまとめないことが重要です。現金は複数に分け、ダミー用の財布を別に用意し、大きな金額は内ポケットやセキュリティポーチに入れるなど、被害を最小限に抑える工夫が必要です。パスポート原本はホテルのセーフティボックスに保管し、顔写真ページと入国スタンプのページをカラーコピーして携帯することで、身分確認が必要な場面にも対応できます。これにより、原本の紛失という大きなリスクを避けられます。

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移動と交通に関する鉄則と現地文化への対応

旅の行動範囲や安全性を大きく左右するのが、移動手段の選び方です。現地の交通事情は日本とは大きく異なるため、安心して移動するための基本を知っておくことが重要です。

信頼できる交通手段の選び方と利用法

ツアーを利用しないのであれば、最も信頼できる移動手段としておすすめなのが配車アプリ(Grab)です。アプリを利用すれば料金が事前に確定し、ルートも記録されるため、トラブルを避けやすくなります。空港に到着する前にアプリをダウンロードしておき、クレジットカード情報を登録しておくとスムーズです。

アプリが使えない状況も考えて、正規タクシー会社の見分け方も知っておくと安心です。VinasunやMai Linhといった信頼できる会社のタクシーを選び、乗車時にはメーターが正常に作動しているか確認してください。白タクやメーターをごまかす行為をする車両は避けるようにしましょう。

短距離移動ではバイクタクシー(Grab Bikeなど)も便利ですが、事故リスクは車より高くなります。利用する場合は提供されるヘルメットを正しく着用し、運転の様子を見て不安を感じた場合は迷わずキャンセルしてください。

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道路横断の「ベトナム式」ルール

ベトナムの街ではバイクが途切れることなく行き交うため、道路横断に慣れるまでは緊張するかもしれません。ここで大切なのは「急に止まらない」「急に走り出さない」ことです。運転手は歩行者の動きを読んで避けてくれますので、左右を確認しながら一定の速度でゆっくり歩き続けるようにしてください。

現地の人々が集団で横断している場合、その流れに加わるのも安全な方法です。歩道はバイクや屋台に占拠されていることも多いため、歩道がない場合は車道側を歩かざるを得ない場面がありますが、その際もできるだけ内側を歩くように心がけてください。

健康と食事に関する具体的な行動指針

旅行中の食事は楽しみの一つですが、衛生面に注意することで体調を崩すリスクを大幅に減らせます。

食事と水に関する「安全性」の確保

まず、加熱された料理を選ぶことが基本です。肉や魚介類はしっかり火が通っているか確認し、屋台では調理の様子が見える店を選ぶと安心です。地元の人が多く利用していて、食材が頻繁に入れ替わる店は新鮮な食品を扱っている可能性が高いです。

氷や生野菜については、水道水で作られたものが使用されることもあるため注意が必要です。不安がある場合は「No Ice(コンダー)」と伝え、生野菜は控えめにする判断も必要です。飲料水は必ず未開封のミネラルウォーターを選び、キャップが密閉されているか確認してから飲むようにしてください。

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デング熱と蚊対策の徹底

ベトナムではデング熱のリスクがあり、対策として日中も含めて虫よけスプレーをこまめに使用する必要があります。特に観光で屋外にいる時間が長い場合は、長袖や長ズボンを着用することで蚊に刺されるリスクを減らせます。ホテルの室内でも蚊が侵入することがあるため、就寝時にも注意が必要です。

文化・エチケット・地域差への理解

旅をより深く楽しむためには、現地の文化やマナーを知っておくことが大切です。

寺院・公的施設訪問時のエチケット

寺院や教会、統一会堂などの歴史的建造物では、肩や膝を隠す服装が求められることがあります。露出の多い服装では入場できないため、薄手の羽織りものを用意しておくと便利です。写真を撮る際は、特に高齢者や民族衣装を着た人を撮影したい場合、事前に一言断りを入れることがトラブルの予防につながります。

公共の場での行動にも配慮が必要です。現地では大声での会話や派手な服装が驚かれることもあるため、日本より控えめな態度を心がけるとよいでしょう。

北部(ハノイ)と南部(ホーチミン)の「地域差」の理解

ベトナムは南北に長いため、地域ごとの気候や文化に大きな違いがあります。北部は冬に気温が下がり、12月から2月は防寒対策が必要です。人々の気質は比較的落ち着いた印象があり、観光客への対応もあっさりしていると感じられるかもしれません。

南部は一年中暑く湿度が高く、突然のスコールが発生することがあります。夏服で過ごせますが、折りたたみ傘やレインコートを携帯することをおすすめします。南部の人々は明るく開放的な性格の方が多く、旅行者に対してフレンドリーな印象を受けることがあるでしょう。

緊急時の対応と特定の法律・規制に関する知識

万が一の事態に備えて、事前に必要な情報や対処法を知っておくことは非常に重要です。

緊急時の連絡先と対処法

パスポート紛失や病気など、緊急事態に備えて日本大使館・総領事館の連絡先や、加入している海外旅行保険会社の緊急連絡先をメモして携帯しておくと安心です。海外旅行保険の提携病院についても、事前に確認しておくことをおすすめします。

大都市には外国人向けの医療機関がありますが、診療費が高額になる場合があります。海外旅行保険に加入し、緊急時には保険会社に連絡して「キャッシュレス診療」が利用できるか確認することで、多額の現金支払いを避けられます。

特定の法律・規制に関する注意点

電子タバコや加熱式タバコの持ち込みには規制があり、空港で罰則の対象となる可能性があるため、渡航前に最新情報を必ず確認してください。麻薬や薬物に対する罰則も非常に厳しいため、見知らぬ人から荷物を預かったり、安易に薬物に関わったりすることのないよう注意が必要です。

執筆者: Sara Hashimoto

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