Column
2024年11月28日
高温多湿のモンスーン気候に属するベトナム中部の気候は雨季と乾季に分かれ、雨季には豪雨や台風によって川が氾濫することもあります。またフエやホイアンは市街地の水はけが悪く、洪水になることもしばしば。ですが、少し時間が経つと水は引けるのでさほど気にする必要もないと言えます。
また、乾季にもスコールはよくあるので、折りたたみ傘や携帯用レインコートがあると便利。
“旅の情報ページ”にダナンと東京を比較した気象グラフを掲載していますので、こちらをご参照ください。
フエからホイアンにかけてのベトナム中部は1月から7月中旬ごろまでが乾季といえ、湿度は高いものの観光するならこの時期がベター。日差しは強いので日焼け止めや帽子などは必須。水分補給をこまめにとり、体調管理に気をつけましょう。
また、日中は気温があがっても、夕方からがメインのランタン祭りは気温が下がってくるので暑さも和らいでくるでしょう。ホイアンでの観光時間を調整すれば、さほど暑期であることを気にしないでも良さそう。
乾季の中でも、最高気温が30℃以下になるなど過ごしやすく、観光にふさわしいシーズン。ただ5月以降は気温が高い日もでてくる。
6月以降は時折スコールが発生するようになる。
この時期はホイアンに限らず、フエやダナン、午後は暑くなりがちなミーソン遺跡なども暑さを気にせず観光できることが多い。逆にスコールも打ち水のように涼しくなってちょうど良いかも。
乾季が終わると高温が和らぐのと同時に雨の日の頻度が高くなってきます。特に、10月~11月は台風のシーズンですが、近年はフィリピンから西寄りに進路を取り、ダナンを直撃するパターンも増えてきました。水が溜まりやすいフエやホイアンの旧市街はすぐに浸水しますので、一旦観光を止め、水が引くまで待機することになります。水が引くのは早いですが、短期間の滞在などの場合には大きく影響する場合があります。
ただ、台風でも熱帯低気圧に変わって勢力を弱めることも多いので、見極めは難しい。
12月から1月は気温が下がり、最高気温で25℃、最低気温が20℃以下まで落ちつくことがありますので、長袖のシャツや薄手のアウターがあった方が良い。
また、雨季に入っても年によっては9月いっぱいまで持つ年もあり、9月のランタン祭りは比較的まだ降られなかったりしますが、10月、11月のランタン祭りはできるだけ避けた方が無難かもしれません。
ベトナム中部のダナンやホイアンは、ハノイの涼しい冬やのホーチミンの乾季雨季のメリハリのある気候とは異なり、年間を通して高温多湿な熱帯モンスーン気候が特徴で、雨季はスコールが多く、乾季は暑さが厳しいものの、比較的過ごしやすい気候といえます。