Column
2024年11月16日
現在人気がうなぎ登りのホイアンですが、コロナで旅行客層が変わり、ツアーよりも個人でまわる人が増えました。最近ようやくツアーに参加される方が戻ってきましたが、ダナン・ホイアンはどちらかと言うと女性のお客様が多かったです。
これはベトナム料理の名店やオーダーメイドのブティックがこのエリアにはたくさんあって、アオザイやランタンなどフォトジェニックなアイテムに事欠かないということがあると思います。おしゃれなショップや創作料理のカフェなども多いので、当社へのお問い合わせも女性の方からが圧倒的に多いです。
それは何も日本人に限ったことではなく、欧米や東南アジアの国から来られる観光客も女性の方が満足度がより高いように感じます。
それでは、男性向けではないのかというとまったくそんなことはなく、ゴルフ場で評価の高いコースがいくつもありますし、ミーソン遺跡もあれば、ホイアン旧市街の史跡も男性が好きそうなところがたくさんあります。 ジェンダーレスの時代ですので、そのような区分自体がナンセンスですが、これから男性の観光客も増加していくものと思われます。
さて、2025年のベトナム中部を占いますと、フエ観光が注目を浴びていくものと期待しています。フエはご存じの通りグエン朝の王都があった古都であり、まず食べ物が抜群に美味しいです。フエ名物がいくつかありますが、いわゆる日本人御用達のレストランの味などぜんぜんダメと思ってしまうほどの名店ばかり、本当に美味しいですね。
それから、歴代王陵の荘厳さがすばらしく見るべきものがたくさんあります。また、古都ですので宿泊施設もゴージャスな雰囲気やクラシカルなホテルもあり選択肢が幅広いです。上皇上皇后両陛下が宿泊したアゼライ・フエなどは、アマンを手掛けたゼッカ氏が建てたもので、格が違います。また、王宮で提供されていた宮廷料理もお手軽なものから本格的なコースまであり、見て楽しむことができます。
これに加えて、フエからは世界最大のフォンニャケバン洞窟群があり、これから脚光を浴びていくのは間違いないですので、フエを拠点にという旅行も増えていくでしょう。さらに、ダナンからフエに向かう途中にはハイヴァン峠という風光明媚な峠を通りますが、鉄道が海岸線するシーンはなかなかのものです。この辺はほとんど知られていませんが、それもそのはず、フエに行くのに高速道路から外れて寄り道するのが面倒くさいんでしょうね。もったいないです。
ということで、フエからフォンニャ、お好みに応じてハイヴァン峠を通っていくというコースをつくってみたいと思います。ご興味がありましたらお問い合わせください。