Column
2024年11月17日
コモド島観光に適したベストシーズンはというと、乾季にあたる4月から11月ごろです。この地域の乾季には雨がほとんど降らず、美しい朝日と夕日を観賞することができます。特におすすめのシーズンは4月から10月です。
また、澄んだ海となるために、シュノーケリングに向いた時期だともいえます。
一方コモド観光のメインのひとつであるマンタに会うという目的でいいますと、9月から11月までが季節となり、雨季に差しかかる頃がベストシーズンということになります。
ところで余談ですが、マンタポイントについて、コモドのツアーでは時期から外れるとマンタポイント(マンタが多く生息するコモド島近海)にボートで寄って、海上からしばらく探してみていなさそうな気配だと、「マンタが見当たりません。今日は残念ながら難しいですので、ウミガメの海に向かいましょうか?」と聞いてきます。
ツアーに参加する人のほとんどははじめてなもので、“ああ見れないんだ、楽しみにしてたのに残念だけど、仕方ない、ウミガメで我慢しよう”となるんですが、実はそれでもシュノーケリングをしてみてタイミングさえ良ければマンタとすれ違ったりするんだそうですよ。こう言うと運航会社に怒られてしまうかもしれませんが、混載ツアーの場合はぜひツアー途中で他の人にこれを言って(言い出しやすいように仲間をつくって)、あきらめずにマンタポイントでもシュノーケリングしてみてください。
さて、横道に逸れてしまいましたが、オフシーズン(12月~4月)まではけっこう雨が降ります。旅の基本情報ページにグラフをつくって掲載しておきましたが、旅行会社としてはあまり出したくないようなグラフになりました(日本人向けにこれをつくったのは当社がはじめてでしょう)。
それで、この雨季でもコモドツアーは催行されています。天候不順により中止とならなければシュノーケリングも可能ですが、2月あたりに波が高い日などはコモド島に寄れない日が出てきます。そのためにリンチャ島がありまして、代わりにここでコモドドラゴンを見ることができます。
コモド諸島は狭い範囲の観光地としては珍しく、コモドドラゴンだけでなく、マンタやウミガメ、パダール島の絶景やピンクビーチと、1日でまわるにはもったいないぐらいの観光資源に恵まれていますので、お越しの方はきっとご満足いただけるものと思っています。