2025年1月7日
昨年はコロナ・クーデター以降でもっとも日本人観光客の多い年となりまして、特に後半はお問い合わせの数もかなり多かったです。
周遊ツアーも久々に入ってきまして、ほぼ毎月当社の最長ツアー「まるごとミャンマー7日間」を催行しました(現在はフライトに合わせて9日間ほどで周遊)。コロナ前と比べると完全回復には程遠いですが、日本人向けの旅行手配としてはかなりのシェアを頂いていると思いますので、そのうえで現在のミャンマー観光の最新状況をお伝えしたいと思います。
まず、2025年1月現在外国人が問題なく観光できるところは、バガン・インレー・カックー・タウンジー・マンダレー・ゴールデンロックの各観光地、近郊のポッパ山なども問題ありません。
バガン遺跡は空路、陸路(バス)とも通常通り利用可能、マンダレーやインレー方面への長距離バスも運行しており移動できております。ヤンゴンからの国内線の便数は2月以降減便になり週2便ほどになる見込みですが、代わりに夜行バスを利用する人も多く、代替手段となっています。
人気の気球は今シーズンに関してはBalloons Over Bagan1社のみ運航、期間中は毎日飛んでいます。
インレー・カックー・タウンジーなどの南シャン州は治安も落ち着いていて平常通り観光可能です。ただ、ピンダヤ遺跡に入れなかったという話がありますので、許可が必要でガイドなしには入れない可能性があります(現地ガイドいわく問題ないとのこと)。
その他サガー遺跡は観光不可、インデイン遺跡は水量が少なく移動が不便ですので、乾季後半は難しいかもしれません。
マンダレーは観光可能、インワ・ミングンも行くことができます。ザガインは正確に確認できていません。
ゴールデンロックは平常通りも、仏教の祝日などにはミャンマー人観光客が大挙押し寄せたりしていますので、近隣は大渋滞となりますので、確認が必要です。現在まったく問題なく観光できますが、昨年10月の時点ではガイドがいなければ外国人の観光はかなり難しいようでしたので、ツアー参加が必須と判断しています。途中のバゴーあたりの通行も問題ありません。
行けない観光地としては、ガパリは現在空港が閉鎖されているために行くことができません。現在ラカイン州は全域にわたってアラカン軍(AA)の支配地域となっていますので、国内線は当面飛ばないかもしれません。
その他、シットウェー~ミャウー遺跡、パアン方面なども戦闘地域に近いために行けないという判断です。
ミャンマー入国に関しては、現在ヤンゴン空港,マンダレー空港とも出入国が可能、アライバルビザでの入国も再開されましたが、当初入国便搭乗手続きで空港職員に周知されておらず搭乗許可にかなりの時間を費やしたりしましたので、注意が必要です。3営業日以上の時間があればeVisaであらかじめ取得しておいた方が確実で安心だとは思います。
戦況については辺境地帯での戦闘に変わってきていますので、2025年に関しても昨年同様各観光地とも平常通り観光できるのではないかと思いますが、最新の状況をご確認ください。
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