“便利なミンネリヤ国立公園”
2024年12月9日
スリランカを旅行する際に多くの人が野生動物を観たいと思うでしょう。なにしろ小さなセイロン島にはたくさんの国立公園があり、ジープサファリで希少な野生動物を見ることができるのですから。
その中でも特に人気なのがヤーラ国立公園ですが、なんせ遠いです。見られる動物の数も多く、非常に広い範囲にわたって動物たちが生活しているので、飽きずにサファリが楽しめるという利点はありますが、朝か夕方の2回のサファリしか選択できないために、基本的に前泊または後泊が必要となります。移動時間と近隣の観光スポットを合わせてまわることを考えるとあまり効率の良いロケーションとは言えません。
一方、ミンネリヤ国立公園はというと、周囲にはメジャー観光スポットである、シーギリヤ、ダンブラ、ポロンナルワなどがひしめいています。また、宿泊施設も非常に多いエリアのために、便が良いです。またシーズンも長く、ゾウがメインと言っても、オオトカゲやペリカンの群れなど、かなり多くの動物が生息しています。
ところで、このミンネリヤ国立公園は、スリランカ北中部にある広大な国立公園ですが、3世紀に造られた大きな貯水池を中心に多様な生態系が広がっている保護区でして、特にゾウの群れが見られることで有名です。乾季には、水を求めて数百頭のゾウが集まる「エレファント・ギャザリング」と呼ばれる壮大な光景が見られます。
そして、面白いことに、この国立公園内にも遺跡があるんです。さすがは文化三角地帯のど真ん中にあるだけのことはありますね。ヤーラ国立公園に行けない人はミンネリヤ国立公園で十分満喫できることと思います。
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