Column
2024年12月14日
アジアマーケットを持つ日系旅行会社としては、断トツの数のホテルインスペクション(ルームチェックなど)をこなしていると自負する当社ですが、観光地化してから歴史が浅いラブアンバジョの宿泊施設は、まだまだ発展途上の部分が多いと感じます。
ホームステイ(ゲストハウス)からラグジュアリーリゾートまで幅広い客層向けの施設が林立していますので、一概には言えませんが、ご自身で宿泊予約をされる方向けに一応の目安を挙げておきたいと思います。
ホテル情報ページの画像はすべて自社撮影のものですし、泊まってみなければわからないので、ラブアンバジョでは価格帯を抑えた15ほどの施設に泊まっていますので、生の情報としてご参考にはなると思います。
これは、どこの観光地にも言えることですが、ラブアンバジョでは特にそうです。どうもインドネシアはGoogle Mapとかトリップアドバイザー、アゴダあたりのレビューがあてになりません。ぜんぜん違うということがかなりありました。
どうしてこういうことが起きるかというと、お客さんは同じホテルに連泊する人が多いので、他のホテルと比較ができない。それがコモドツアーが入るラブアンバジョでは顕著なために、「こんなものだろう」という先入観と、満足度の高いコモド諸島の旅行評価が相殺させて、レビュー自体が良くなっているものと思われます。
それで、古いホテルはどうかというと、じめじめしていて、ダニにやられます。10年前はまだ建築技術も劣っていたと思われ、あちこちに不具合があったり、清潔度も落ち、快適なステイを送れない可能性があります。
ネガティブポイントを挙げたらキリがないですが、バジェットホテルについては新しいにこしたことはありません。中級ホテルまでですと、ウェラバジョー、ザスゴーホテル、フラミンゴチェリアあたりが新しくて清潔です。
実は「アゴダ 裏技」で検索すると公式ブログの古い情報が上位に出てくるほど、オンライン予約サイトに精通している当社ですが、稼働率の高いホテルが多いラブアンバジョでは、ホテルやホームステイの料金に差があまりなく、少し高いからと言ってそちらの方が格上だということはありません。アゴダなどオンライン予約サイトは年々画像がきれいになっていて、実際とかけ離れていることも多く、宿泊料金やレビュー、画像ではなかなか判断しづらくなっています。
また、コモド島を訪れる日本人観光客の数が欧米人と比べてまだまだ少ないこともあって、参考にすべき日本人のレビュー自体が少ないので、ホテル選びが難しい観光地だといえます。
それから、エレベーターのない宿泊施設も多く、10階建てで階段のみという日本では信じられないようなホテルもあったりします。そんなことはホテルの説明書きとかにはまったく触れられていないので、レビューをよく読んで、おや?と感じることがあったら、他のホテルにするとか、よくよく検討する必要があると思います。
もちろんハイエンドのホテルは素晴らしいリゾートばかりですが、5000~10000円の予算と5万円の予算では比較できないので、コスパの良い宿泊施設を探すとなると簡単ではありません。当社ツアーご参加の方で迷われている方がいらっしゃったら、お気軽にご質問いただけたらと思います。
コモドのホテルは